外国為替市場とは?

外国為替市場とは?

株式や商品先物などは取引所があって、そこで売買が行われますが、外国為替市場は、取引所で取引されているわけではありません。取引所を通さずに電話・通信ネットワークを通して取引されています。

各国の外国為替市場のうち、ニューヨーク、ロンドン、東京が3大市場といわれています。

その他の市場としては、トロント、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ウエリントン、シドニー、香港、シンガポール、バーレーン、フランクフルト、パリなどがあげられます。

また、よく勘違いされることですが、基本的に外国為替の取引を行う取引所があるわけではありません(一部、外国には外国為替を取引している取引所もあるが、形式的なものにすぎません)外国為替のほとんどは、通信機器を通して取引が行われています。

現在では、ほとんどの取引は電話ではなくキーボードを叩いて行われますが、取引所取引と区別する意味でテレフォン・マーケット(スクリーン・マーケット)と呼ばれています。

外国為替市場を構成する参加者は、銀行を中心として生保などの機関投資家、世界の中央銀行、為替ブローカーなどです。インターバンク市場(銀行間市場)とも呼ばれています。

各参加者が必要な通貨を買ったり売ったりしているわけです。その取引額が、1日あたり160兆円にも上るわけですから、流動性には問題ないわけです。各通貨の需要と供給の関係で各通貨の交換レートが、刻々と変化していくのです。

以前は、外国為替を取引できるのは銀行だけでしたが、「外国為替及び外国貿易法」の改正により、誰でも市場に参加できるようになった。

その結果、外国為替証拠金取引(FX)のような商品が開発されて、
一般の人にも為替取引が身近なものになってきました。

為替レートを動かす要因とは?
為替レートを動かす要因は、いくつもあります。時には、何が原因で大きく為替が動いているのかわからない場合もあるかもしれません?一つ一つの要因が複雑に絡み合って、大きなうねりとしてトレンドを形成する場合もあるでしょう。為替変動の要因として考えられる主なものをあげて見ました。

@景気動向
A米国の経済状況
B地政学的リスク
C原油価格
D為替介入の動き
E米国の金利動向
F投機資金の流入
Gテクニカル的な要因


以上の要因について簡単に説明します。
景気動向は、景気のよくなる国の通貨は上昇します。景気が良くなれば
企業業績が上向きになり株価も上昇します。例えば、日本株が上昇するならば、ドルを売って日本円を買おうとするので円高になります。
米国株が上昇するならば、円を売って、ドルを買おうとします。
(この場には、ドル高円安)

米国の経済状況
米国の経済状況が悪化して赤字が膨らめば、ドル安要因になります。
アメリカの貿易赤字(経常赤字)とは、外国にものを売って外貨を稼ぐよりも、海外からものを買って外国に払うドルの金額が多いことである。要するに収入よりも支出が多い状態です。当然、ドルを受け取った国は、ドルを売って、自国通貨を買う動きに出ます。そうなると、ドルは売られて、自国通貨が買われることになります。

地政学的リスク
テロやイラク情勢によっては、ドルが売られる展開も考えられます。

原油価格
原油価格は産業に大きく結びついています。原油価格が高騰すると、特にアメリカ経済への悪影響が大きい。そのため、ドルが売られることが多い。

為替介入の動き
為替があまり急激な動きをすると投機的な動きを抑制するために国による為替介入の動きがはいります。

米国の金利動向
米国の金利が高くなれば高金利に魅力を感じてドルが買われやすくなります。金利が安くなれば、ドルを売って他の通貨に換えようとする動きが出るためにドル安要因になります。


投資資金の流入
投資資金は、常に最適な投資先を狙っていろいろな金融商品の間を行き来しています。投資資金が流入すれば、為替市場という大きな市場であっても影響は無視できません。

テクニカル的な要因
為替は各国間の経済情勢や政治的な要因で動くことが多いのですが、テクニカル的な要因で大きな動きがでることも見逃せません。
罫線的に言って、上値抵抗線や下値支持線が破られると、動き出した方向に動きが加速することも多い。